気まぐれ店長日記 The store manager's diary written capriciously

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あけましておめでとうございます。

旧年中は多くのお客様にご愛顧いただき、誠にありがとうございました。

今年もお客様のコレクションの充実および研究利用可能な標本を提供できるように、いっそうの努力をいたします。

本年もインセクトアイランズをよろしくお願い申し上げます。

あけましておめでとうございます。

旧年中は多くのお客様にご愛顧いただき、誠にありがとうございました。

今年もお客様のコレクションの充実および研究利用可能な標本を提供できるように、いっそうの努力をいたします。

本年もインセクトアイランズをよろしくお願い申し上げます。

あけましておめでとうございます。

旧年中は多くのお客様にご愛顧いただき、誠にありがとうございました。

今年もお客様のコレクションの充実および研究利用可能な標本を提供できるように、いっそうの努力をいたします。

本年もインセクトアイランズをよろしくお願い申し上げます。

つい先日、ビワハゴロモの図鑑を購入しました。
東南アジアのビワハゴロモ類は美しい種が多いので参考にするためです。
値段が手ごろで良い図鑑かなと思いましたが、写真に使われている標本がとても残念でした。ほとんどが古い標本で退色が激しく、ビワハゴロモ類の美しさを表現できていません。多くの種は甲虫類に比べて、安価で鮮度の良い標本が大量に流通しています。どうせ図鑑を作るなら鮮度の高い美しい標本を用いれば良かったのにと残念でなりません。私の手元には鮮度の良いハゴロモ類が20~30種程ありますので少しずつ商品登録する予定です。今日はインドネシアのPenthicodes属の種を登録します。

あけましておめでとうございます。

旧年中は多くのお客様にご愛顧いただき、誠にありがとうございました。

今年もお客様のコレクションの充実および研究利用可能な標本を提供できるように、いっそうの努力をいたします。

本年もインセクトアイランズをよろしくお願い申し上げます。

あけましておめでとうございます。

旧年中は多くのお客様にご愛顧いただき、誠にありがとうございました。

今年もお客様のコレクションの充実および研究利用可能な標本を提供できるように、いっそうの努力をいたします。

本年もインセクトアイランズをよろしくお願い申し上げます。

イシガキフトカミキリのススメ
 イシガキフトカミキリPeblephaeus ishigakianus (Yokoyama, 1971)の今年の発生は少し早めで、現在は発生の後半に入っているようです。夕方になると活発に飛翔する本種の姿を目にします。本種は雌雄ともに上翅に波状紋を持っています。その発現が痕跡的なものからはっきり分かるものまでバリエーションに富んでしますが、雄よりも雌にはっきり現れる傾向にあります。通常、上下2段に波状紋は出現します。参考に雌の画像を載せておきます。左:下段の波状紋の発達した個体。中央:上下2段ともに波状紋が発達した個体。右:上段の波状紋が発達した個体。雄で上下二段に発達した波状紋を持つ個体は稀ですので採集したら大切にしましょう。

あけましておめでとうございます。

旧年中は多くのお客様にご愛顧いただき、誠にありがとうございました。

今年もお客様のコレクションの充実および研究利用可能な標本を提供できるように、いっそうの努力をいたします。

本年もインセクトアイランズをよろしくお願い申し上げます。

イシガキフサヒゲカッコウムシ(Diplopherusa kitamurai Nakane, 1989)
イシガキフサヒゲカッコウムシ(Diplopherusa kitamurai Nakane, 1989)は典型的な性的二形(sexual dimorphism)を示す昆虫です。本種は形態的差異と体色差異の両方の性的二形を合わせ持っています。具体的には雄はその名の通り房髭の触角を持ち、雌はノーマルな触角をしています。そして体色は雌雄で全く異なるうえに、雌はアリバチ擬態のカラーを身にまとっています。ただ、私がフィールドで出会う数が1シーズンで20~30頭程度ですのであまり多い虫ではなく、図鑑等にも載っていません。本種が沢山生息する環境ではかなりの高確率でホソカッコウムシ(Cladiscus obeliscus Lewis, 1892)も観察することが出来ます。両種に共通するスリムな体型が同様の環境で上手く活動するポイントになっているようです。
コブハムシ属Chlamisusの未記載種? Chlamisus sp.
昨日、コブハムシ属の未記載種らしき個体を石垣島で採集しました。
コブハムシ属Chlamisusには日本産では9種が記載されています。
既知種はそれぞれ前胸背板、前胸腹板後突起、後胸腹板後突起および尾節板縦隆起線の形状や虫体色を見ることで比較的容易に同定する事が出来ます。
今回採集した種は9種の何れにも当てはならないので未記載種ではと考えています。
幸いにも♂でしたので時間が出来たら交尾器を観察してみるつもりです。
2018年3月下旬石垣島近況報告
2018年3月下旬の石垣島近況採集報告です。

昼過ぎから夕方までの採集で画像のような状況です。
通常はこれに1~2頭のヤエヤマヒオドシハナが加わります。
個体数の多いオオヒゲブトハナムグリは割愛しました。

春の虫たちが一気に湧いてきている状況です。

あけましておめでとうございます。

旧年中は多くのお客様にご愛顧いただき、誠にありがとうございました。

今年もお客様のコレクションの充実および研究利用可能な標本を提供できるように、いっそうの努力をいたします。

本年もインセクトアイランズをよろしくお願い申し上げます。

アミダテントウ Amida tricolor (Harold, 1878)

つい先日採集したアミダテントウ Amida tricolor (Harold, 1878)

です。満身創痍のボロ個体ですが、八重山諸島では珍しいテントウムシです。西表島でも採集したことがありますが、その時はポイ捨てしてしまいました(笑)。
最近見つけたダルマカメムシの一種 Isometopus sp.

八重山諸島のカスミカメは熟知しているつもりでしたが、まだ知らない種がいるとは驚きでした。このダルマカメムシの一種 Isometopus sp. は樹皮下で採集しましたが、同属他種と同様にその巨大な複眼から捕食者を予感させます。小盾板の下半分が明るい黄色でアクセントになっていてオシャレなダルマカメムシです。画質が良くないのはスマホ撮りですのでお許しください。

ツヤケシヒメミツギリゾウムシ(Hypomiolispa mikagei Morimoto, 1976)

八重山諸島には10種程度のミツギリゾウムシ科の昆虫が分布しています。その中でアリモドキゾウムシ(Cylas formicarius (Fabricius, 1798))、ガドガシラヒラタミツギリゾウムシ(Cerobates planicollis Morimoto, 1976)、ヒメマルクビミツギリゾウムシ(Higonius cilo Lewis, 1883)およびヤエヤマミツギリゾウムシ(Baryrhynchus yaeyamaensis Morimoto, 1979)の4種は発生個体数が多く容易に採集できます。しかし、その他の種は難物です。ヅマルヒラタミツギリゾウムシ(Cerobates formosanus Schonfeldt, 1911)、ツヤヒメミツギリゾウムシ(Trachelizus japonicus Morimoto, 1976)、ナガツヤヒメミツギリゾウムシ(Trachelizus makiharai Morimoto, 1976)およびフトミツギリゾウムシ(Prophthalmus wichmanni Kleine, 1916)の4種は採集効率は良くありませんが、どうにか狙って採集できる虫です。残りの2種、キバナガオニミツギリゾウムシ(Cobalocephalus mizobei (Morimoto, 2009))とツヤケシヒメミツギリゾウムシ(Hypomiolispa mikagei Morimoto, 1976)はいまだに私の中では良い採集法が見いだせずにいます。前者は8頭のみ、後者は今まで採集したことがありませんでしたが、今回初めて2頭のみですが後者を採集することができました。ただ、今回の採集も偶然の産物でしたので頭を悩ませています。

ムナグロミイデラゴミムシ Pheropsophus occipitalis (MacLeay, 1825) の採集に行ってきました。

在庫が切れていたムナグロミイデラゴミムシ Pheropsophus occipitalis (MacLeay, 1825)の採集に行ってきました。20分程度で必要十分な個体数が得られたので引き上げてきました。石垣島にはPheropsophus属の種は本種とオオミイデラゴミムシ Pheropsophus javanus (Dejean, 1825)の2種が分布し混棲しています。2種にはそれぞれ発生個体数の季節変動はありますが、今の時期は普通に採集すれば両種が同数得られる良い時期で今回も1:1に近い割合で採集できました。

宮古諸島に昆虫採集旅行に行ってきました!I went to an insect-collecting trip to Miyako Islands!
2泊3日で宮古諸島に昆虫採集旅行に行ってきました。
今回も短期日程でしたが運悪く初日は雨の影響で採集にならず、2日目は少し虫が動き出し、帰る3日目にやっと虫が飛び回るという状態で苦戦しました。
メインターゲットは伊良部島のカラカネオオキマワリモドキ伊良部島亜種(★★★★)でしたが、期待していたよりも少なく25頭しか採集できませんでした。タイプ産地なので沢山いるかもしれないという期待は妄想に終わりました。宮古諸島も先の与那国島と同じく3週間程度、昆虫の発生が例年よりも遅れていました。7月に宮古に入るとほとんどのハナムグリはスレ始めていて標本に出来る個体は4割程度で、クマゼミはボロボロで日に日に減って行き、ミヤコニイニイの声は聞ければ運が良いというのが例年の状態です。今年は7月にはとっくに姿を消しているはずのイシガキシロテンハナムグリ宮古亜種が沢山飛び回っていて他の種も出たばかりの完品ばかりで、またクマゼミは這い出てきている幼虫が沢山見られる状態で、ミヤコニイニイも盛期という感じでした。画像の右側が最終日に宮古島にて飛行機に飛び乗る前3時間で採集した物(上側のコガネムシは前夜に夜間採集した物で除く)、左側が1日半程度かけて伊良部島にて採集した物で伊良部島での苦戦ぶりがうかがえます。今回の一番の収穫はミヤコカンショコガネの後食植物を見つけたことです。特に伊良部島の個体群は上翅の青みが強い個体の割合が高いようでとても綺麗です。それから伊良部島で枯れ枝にしがみついていたイマサカドウボソの♀を採集したこともかな
与那国島に昆虫採集旅行に行ってきました!I went to an insect-collecting trip to Yonaguni Island!
2泊3日で与那国島に昆虫採集旅行に行ってきました。
メインターゲットはヨナグニゴマダラカミキリでしたが思い切り外してしまいました。
7月なのに5月のセミであるイワサキクサゼミやイワサキヒメハルゼミが鳴いていて、やっとぞろぞろと(リュウキュウ)クマゼミが羽化を始めている状態で季節進行が2~3週間遅れている感じを受けました。ヨナグニゴマダラはこれから増え始めている状態で僅かに18頭に終わりました。居ないものは仕方ないので、換わりにいつもは採集しない小さなカミキリを少しキープしてきました。ヨナグニネブトも数ペア採集してきましたが、まだ蛹室から出ていない個体が多かったので後からまた採集に行く予定です。
ムネヒダミヤマの夜
昨晩採集したニッポンムネヒダミヤマカミキリ達です。
今石垣島にカミキリ採集に来られている方々は幸せ者です。
最近は毎晩このような状態ですが、例年ですと後1週間程度で姿を消してしまいます。
私もそろそろ周辺離島に旅立つ時期が来たようです。
先日、特別希少野生動植物の選定種リスト案が公表されました。
昆虫類はタガメ・ヒメフチトリゲンゴロウ・リュウキュウヒメミズスマシ・ガムシの4種が選定候補になっていました。石垣島の保全種が昆虫のことがよく分からない素人によって安易に目に付きやすい種類ばかりが選定されたのとは違い、今回の西表島の選定には専門家の意見が強く反映されていることが分かります。さすがだなと感心しました。西表島には毎年複数回採集に出かけますが、以前に比べ水生昆虫の生活環境が著しく悪化してきていることは明白でした。以前はどんなところでライトトラップを行っても数頭の大型ゲンゴロウが飛来していましたが、近年はほとんど飛来がなくなりました。理由は明白で、近年西表島の平地がかなり開発されてきたことです。人口増加による宅地拡大、畑地拡大のための湿地埋め立ての増加、管理のための池や貯水池の周りのコンクリート化が大きく影響していると思います。石垣島のように何の対策もしないで規制だけ行うのではなく、西表島では選定された種がこれ以上減少しないように、減少した種が増えることが出来るような対策が行われることを期待しています。