イシガキフトカミキリのススメ

イシガキフトカミキリのススメ
 イシガキフトカミキリPeblephaeus ishigakianus (Yokoyama, 1971)の今年の発生は少し早めで、現在は発生の後半に入っているようです。夕方になると活発に飛翔する本種の姿を目にします。本種は雌雄ともに上翅に波状紋を持っています。その発現が痕跡的なものからはっきり分かるものまでバリエーションに富んでしますが、雄よりも雌にはっきり現れる傾向にあります。通常、上下2段に波状紋は出現します。参考に雌の画像を載せておきます。左:下段の波状紋の発達した個体。中央:上下2段ともに波状紋が発達した個体。右:上段の波状紋が発達した個体。雄で上下二段に発達した波状紋を持つ個体は稀ですので採集したら大切にしましょう。