2015年4月

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(石垣市自然環境保全条例)
昆虫の保全種指定、保護地区の指定および保護地区内の規制案が素案の通りに5月1日より施行されることが決まりました。形だけのパブリックコメントの募集は行われましたが、素案をそのまま通すことが決まっていたような感じです。まじめにパブリックコメントを書きましたが無駄になり残念です。
以下の昆虫12種が石垣市希少野生動植物の保全種(採集禁止種)です。
1.サキシマヤマトンボ
2.イシガキニイニイ
3.イシガキヒグラシ
4.チャイロマルバネクワガタ
5.ヤエヤママルバネクワガタ
6.ヤエヤマノコギリクワガタ
7.イリオモテボタル
8.オモトウスアヤカミキリ
9.イシガキトゲウスバカミキリ
10.ベニボシカミキリ
11.アサヒナキマダラセセリ
12.コノハチョウ

*保護地区として於茂登岳周辺の山塊が指定されており、一切の動植物の採集が禁止されました。

今回の条例制定に関し、石垣市は石垣市環境保全審議会という得体の知れない集まりの上げた素案を、十分に検討することなくそのまま条例として施行するという前代未聞の行政失策を犯しました。石垣市がパブリックコメント制度を導入して以来、未経験の膨大な数の意見に全く耳を貸すことなく、怪しい審議会の全く科学的根拠や論理的な必然性に基づくことなく恣意的に決められた素案を安易に条例にしてしまったということです。さらに通常は市民に周知してもらうための公布期間を経て施行されるのですが、そのようなこともなく2週間後にはいきなり施行ということです。